株式会社YUKO-NE(ユコーネ)店長
”ユコーネ”の特徴は明るく広い店内。1階には美味しい料理がビュフェ形式でテーブルいっぱいに並べられ、2階はグループでの会食やイベントスペースとしても人気がある。奥様とふたりで経営する店舗には、お客様に美味しい料理を提供するだけでなく、とても素敵な夢がある。この店舗を、ここで働く若者の自己成長の場にするという夢だ。
両親のいきいきと働く姿が飲食店経営の原点
越野さんの両親は以前、一宮市内で喫茶・和食・イタリアンの3店舗を経営していた。だから越野さんは子供の頃から、両親がお客様の笑顔に囲まれていきいきと働く姿を見ながら育った。飲食店経営は大変だったと思うが、それでも同じ職業を選んだ理由はそんな両親の素敵な姿があったから。銀行からの応援もあり、9年前に奥様を社長にして”ユコーネ”を創業。メニューはパスタやピザだけでも数十種類、さらにハンバーグやローストポークなど家族連れが喜ぶ洋食メニューがビュフェコーナーいっぱいに並べられ、店舗には昼も夜もお客様の笑顔が溢れる。
働く喜びを経験させたい
そんなお客様の笑顔をつくっているのが、ユコーネの若いスタッフたちだ。”ユコーネ”で働く若者には少し変わった特徴がある。ほとんどが過去にはニートだったり、障害をもっていたりする若者だ。普通の社会生活さえ難しかった若者が”ユコーネ”の研修を体験すると、皆そのまま入社するという。そして”ユコーネ”での仕事を通して一人前に成長する。それだけではない。ここから社会へスタートした若者たちが35名もいるという。こうした活動について越野さんは、それが自分が生まれ育った一宮への恩返しであり、経済を活性化させ、未来の一宮を魅力ある街にする道だと考えている。
一期一会を大切にする
コロナ感染拡大で来店者が減った時期も、「どうすればお客様に喜んでいただけるか」を考え、メニューの見直しやテイクアウト商品の開発に取り組んできた。新しいメニューを喜んでくださるお客様の笑顔を想像すると、コロナによってできた時間も無駄にはしたくない。そんな中で、どんなときでも明るく支えてくれる奥様の存在は大きかったという。奥様は子供やお客様だけでなく、障害のあるスタッフに対しても本当に優しい。倫理法人会で学んだ「夫婦は一対の反射鏡」という言葉どおり、夫婦の繋がりは何より大切であり、組織の基本だと思う。奥様に感謝しながら、これからも飲食店経営を通じてお客様やスタッフ、家族の喜びを創造し、自分自身も一緒に成長していきたい。越野さんのこの思いは、間違いなく素敵な未来の一宮に繋がっていくと思う。
*店舗ホームページはこちら http://www.yuko-ne.com
*ナチュラルビュフェ・ユコーネのfbページはこちら https://www.facebook.com/yukone07/?__tn__=%2Cd%2CP-R&eid=ARA9lQezsVhkQFggQ1J6ooSQ2G1nCX2qqgcJUYMH6-CooJPBdcJiztUyOyC5Go382dLpNHXZRKB1wGga
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